新築注文住宅で予算オーバーの壁は誰しもある!?解決策を教えます
2020年01月22日自由に設計して建材や設備を選べる注文住宅の場合は、設計が進むとともにヒートしてしまい、結果的に予算をオーバーしてしまうこともよくあります。そこで、どうしたら住み心地を下げずにコストダウンできるかを検討してみます。せっかく注文住宅にて家を建てるのであれば、自分らしいこだわりを実現したいものですが、予算は無限ではありません。あまりにも家に対してこだわりを持つと予算オーバーすることもあります。しかし、せっかくの注文住宅なので、設計に後悔したくなという思いも強いかもしれません。その気持ちが、予算オーバーを招く結果となる可能性もあるのです。ある程度の妥協をすることが必要です。
家づくりのコストに関しては、家の外観、間取り、設備、建材の側面から考えると良いでしょう。例えば、総2階という住宅の形は、上下階が不揃いな形や凸凹のある家に比べて、材料が少なくて済むため経済的となります。この場合は、すっきりとした外観となり、周囲の町並みに溶け込みやすいというメリットも発生するのです。この手法をとることで、家の建築費用を約28万円もコストダウンできたという事例も多数です。
また、屋根の構造についてもコストダウンできる手法があり、屋根には、寄棟と切妻、片流れなどがあり、この中でも寄棟は、棟が多くなるため、部材と施工費用がかさみます。切妻は、寄棟よりもコストが安く、片流れを採用した場合はさらに安くなります。外観全体のデザインを考慮した上で、その外観がシンプルなほどコストダウンができることは覚えておいた方が良いです。また、凸凹が多い建物は、外壁量が多くなります。なるべく家の形を長方形に近づけた方がコストは安くなるのです。ただし、長方形にすることで間取りに不都合が発生することがあるため、図面をよく見て後悔や妥協がないように打ち合わせを進めることが必要になります。
工期も後半に近づいてくると、外工に関する打ち合わせをするようになります。外工についてはフェンスや門扉、駐車場などのアイテムが含まれます。これらの外工だけでも100万円単位にてコストが発生するのです。そこで、フェンスや門扉を設けないという選択肢もあり、その選択をするだけで100万円程度のコストダウンが可能です。
いよいよ見積もりが煮詰まってきたときに、さらにコストダウンをしたいと考えている場合は、窓の数を減らすか、窓のサイズを小さくしてみるのも一つの手段です。窓を小さくするだけでも14万円程度コストダウンができたという実績もあります。